法然聖人のご生涯につて松岡教導先生の熱のこもったご講義、ありがとうございました
親鸞様が京都にお戻りになった経過など大変勉強になりました。ほとんど聖典を帰ってから読み返すことはあまりありませんでした。反省です。スマートフォンでも読めるようにリンクを貼らせて戴きました。
親鸞様33歳のとき「選択本願念仏集」を書写 入滅3年前 「選択本願念仏集」書写
聖典1136 電子版にまだ掲載はないようです。是非年表も掲載してほしい。
松岡駐教導先生:親鸞聖人、選択本願念仏集を守るためであると、京都にお戻りなられた理由、これしか考えられないではありませんか?。劇的です、感動しました。
p.627 歎異抄
法然聖人にすかされまいらせて、念仏して地獄におちたりとも、さらに後悔すべからずそうろう。そのゆえは、自余の行もはげみて、仏になるべかりける身が、念仏をもうして、地獄にもおちてそうらわばこそ、すかされたてまつりて、という後悔もそうらわめ。いずれの行もおよびがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし。弥陀の本願まことにおわしまさば、釈尊の説教、虚言なるべからず。仏説まことにおわしまさば、善導の御釈、虚言したまうべからず。善導の御釈まことならば、法然のおおせそらごとならんや。法然のおおせまことならば、親鸞がもうすむね、またもって、むなしかるべからずそうろうか。詮ずるところ、愚身の信心におきてはかくのごとし。このうえは、念仏をとりて信じたてまつらんとも、またすてんとも、面々の御はからいなりと云々
p.149 顕浄土真実教行証文類序(教行信証・総序)
顕浄土真実教行証文類序
竊かに以みれば、難思の弘誓は難度海を度する大船、無碍の光明は無明の闇を破する恵日なり。しかればすなわち、浄邦縁熟して、調達、闍世をして逆害を興ぜしむ。浄業機彰れて、釈迦、韋提をして安養を選ばしめたまえり。これすなわち権化の仁、斉しく苦悩の群萠を救済し、世雄の悲、正しく逆謗闡提を恵まんと欲す。かるがゆえに知りぬ。円融至徳の嘉号は、悪を転じて徳を成す正智、難信金剛の信楽は、疑いを除き証を獲しむる真理なりと。しかれば、凡小修し易き真教、愚鈍往き易き捷径なり。大聖一代の教、この徳海にしくなし。穢を捨て浄を欣い、行に迷い信に惑い、心昏く識寡なく、悪重く障多きもの、特に如来の発遣を仰ぎ、必ず最勝の直道に帰して、専らこの行に奉え、ただこの信を崇めよ。ああ、弘誓の強縁、多生にも値いがたく、真実の浄信、億劫にも獲がたし。たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ。もしまたこのたび疑網に覆蔽せられば、
*大谷派版真宗聖典転載させて戴きました。非営利目的に限り転載・再利用・再配布自由→聖教電子化